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我が家の近くに出来た新モールonemimmanは、連日観光客で賑わっていますが、テナントの入り具合がスローモーだと見ていたら、どうやらテナント募集にかなりのチェックがあるようです。オーナーのタン氏のコンセプトにマッチしたテナントを厳選しているようです。なんだか無秩序にテナントを入れている様に見えるチェンマイのモールの様子が、ここだけはちょっと違った雰囲気を醸し出している原因はこれだったのかと感心させられました。


知人の友人のタイ女性は見事選抜に落ち、出店を諦めたという話を聞くと、結構厳正な審査を行っている感じです。雑多なテナントを入れて、短時間のうちに撤退、テナントがくるくると変わっている隣接した大型モールMAYAとは大違いの感があります。鳴り物入りで開店したMAYAはどうもマーケティングに失敗したようです。開業3年たったいまでも、かなりの空きスペースがあります。一説によるとリース料が馬鹿高いといいますから、それが原因しているのかもしれません。最初このニマンヘミン界隈は日本人居住者が多いとみて、地下のスーパー「RimPing」は最初日本人向けの商品をたくさんそろえていましたが、このところチェンマイ在住の日本人が激減している関係から、方向転換を余儀なくされている様です。今は中国人観光客で連日賑わっていますが、このスーパー、スーツケースを引っ張っての入店禁止の看板が出るくらい、中国人に占拠されています。


RimPing」は日本食品が豊富ですが、商品構成も変わってきました。最初のうち、日本人がチェンマイ郊外の高地で栽培していた日本野菜を販売しており、我が家で重宝していましたが、姿を消しました。大葉青しそ、日本製細身のキュウリ、キャベツ、ふとネギ、小ぶりのなす、など定番の野菜が販売されていました。一度でも日本の香りがする野菜がチェンマイで入手可能ということを経験すると、そう簡単には忘れ去ることができません。当地の野菜は水耕栽培が盛んになった結果、大味で、繊細さに欠けます。その点日本の野菜は食卓に彩りと香りを添えてくれます。それが姿を消してしまった今は、日本に帰郷したさい種を仕入れてきてベランダで自製しています。年中夏のチェンマイにあっては「そうめん」など暑い時期の定番ですが、「つゆ」は日本製のものが入手可能ですが、大葉を欠いた「そうめん」は気の抜けたビールを飲むに等しいわびしさです。春菊も問題なく栽培可能で、若芽を間引きしたものを天ぷらにすると美味なることを発見しました。日清製粉の天ぷら粉はいつでもスーパーに売っている定番食品ですが、天ぷらにする材料が不足しています。エビはタイが特産品の一つでEUに盛んに輸出していますが、タイの養殖方法を知ってしまった今は、食べる気がしません。

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しゃれたヨーロッパの雰囲気が漂う新モールonemimman、インスタ映えするこのモール、このところテナントの入居状況が加速している感じです。タン氏の審美眼に合格したユニークな店を発見しました。レトロ感あふれる理容院(散髪屋)です。その昔、香港にもこんな雰囲気の床屋がありました。店舗はモスグリーンにぬられ、ガラス窓に金文字で店名が書かれています。赤、青、白の3色が回転しながらどこまでも登っていく看板もちゃんと取り付けられています。このサインの正式名は「サインポール」といって世界共通だということを今回知りました。ただ例外はイギリスで、赤、白の2色だということですが、僕の前住地香港ではイギリス統治時代どちらのサインだったか記憶が定かではありません。

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この床屋さん、普段あまり客が入っていませんが、先日ヨーロッパ人が、クラシカルな革張りの椅子に腰掛け、白い上っ張りの店員にひげを当たってもらっていました。外国人も懐かしさのあまり散髪する気になったようです。店頭のメニューには散髪、洗髪、ひげ剃り800バーツとありました。僕が普段行く美容院(ロレアル)はヘアーカットだけで200バーツ、この店は値段が高いのですが、一度はあのレトロな椅子に座って、顔を石けんの泡だらけにし、カミソリで髭を当たってもらい、すっきりとした自分の顔を正面の大鏡に写して見たい欲望に駆られる店であることは偽らざる気持ちです。

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# by newsaki | 2018-04-20 15:06 | 2018