■753■ 2月19日
d0147083_13320260.jpg

「豚年が始まりました?」こう書くと何のことかと疑問を持たれる人が多いと思います。しかし、中華圏では今年は「豚年」なのです。中国にはイノシシがいないので豚なの害ないので、豚年ということになりますが、むしろこれは「豚」の方がオリジナルで、多くの文化を中国から輸入した日本がアレンジしたとも考えられます。日本では「豚」はなんとなく汚いイメージを持たれかねませんが、豚は本来清潔俗な動物と言います。三国志にも豚は登場しますが、イノシシはいなく猪八戒は豚です、猪年というと猪突猛進で力強いのですが、豚ではちょっと力が入りません。


「暑さ寒さも旧正月まで」ということわざが香港にあります。寒い時期が短い香港にもかなり気温が下がる短い時期が旧正月を挟んであります。人々は真綿の入ったベストのようなちゃんちゃんこを着込んで、みな着ぶくれしています。今年13日から数日香港に滞在した時は、全く正月の雰囲気がありませんでした。名物ビクトリア湾の花火も旧正月です。

d0147083_13340413.jpg

今年の旧正月は25日でした。中国系タイ人が多くすむタイも中華圏

に入ります。今年は中国正月気分が例年になく盛り上がりました。近所のモールMAYAは派手な赤色と金色に彩られた中国正月の飾り付けがきらびやかでした。それに巨大な豚が正面玄関に鎮座しています。ここにあるRingpinスーパーマーケットの主な来客は中国人観光客です。入り口の広場にも大きな豚の飾りが作られて、中国一色の感があります。

d0147083_13323857.jpg

「春節(中国正月)期間の海外旅行者も多い。サイト大手、携程旅行網(シートリップ)によると19年の春節期間の海外旅行者数は前年比7%強多い700万人となる見通し。人気渡航先はタイが1位で、日本は2位、インドネシア、シンガポール、ベトナムと続く。(Nikkei Net)」

とあるように今年の中国正月は、大量の中国人観光客であふれかえりました。しかし、その姿にも変化が感じられます。チェンマイを訪れる中国人旅行者は、最初の数年は、格安団体旅行が主で、そのマナーの悪さに、さすがのタイ人にも顰蹙(ひんしゅく)を買っていましたが、今年は変容して、家族づれの姿が多く見受けられました。物見遊山から家族連れでゆっくりとチェンマイの良さを味わう旅行に変わって来ているようです。


それに在タイ中国人の増加も考えられます。以前は全く見かけなかった中国正月の飾り付けがスーパーマーケットに姿を現しました。赤い提灯を始め、めでたい文言を赤い紙に金色で大書した短冊、お年玉を入れる赤色の小袋(これも年々サイズが大きくなってきています。我が家ではチップをはずむとき、この小袋を使いますが以前は香港で仕入れていました。これからはチェンマイで調達可能になりました。)

d0147083_13345515.jpg

あふれかえった中国人観光客も、その姿が減少した感はありますが、最近では中国の大型休日だけでなく一年中その姿が途切れることがなくなって来ました。以前のチェンマイでは閑散期(6月から10月まで)は商売を休んで、店のリノベーションをすることが多かったのですが、今ではそんな傾向もすっかり姿を消しました。年中町は賑わっています。


4月はタイの正月ソンクランです。旧正月が終わった今は、日増しに気温が上昇して予想最高気温が33℃、35363737と続きます。しかし、南洋の気候は日陰は涼しく、早朝は肌寒い感じの日々です。この猛暑の中を切れ目なく中国人観光客が我が家の前を、大きなスーツケースをガラガラ引きながら歩いています。


そうです。タイには3度の正月があります。


# by newsaki | 2019-02-19 13:48 | 2019