■715■ 7月30日
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6月に入るとチェンマイでは雨が降り出します。長かった乾季が終わり、雨季の始まりです。そして果物の季節が始まります。町の屋台や、市場、スーパーマーケットに新鮮な果物が山積みされます。7月に入ると果実の季節は佳境に入り、さらに多くの果物が出回ります。キングオブフルーツといわれるドリアン、クイーンといわれるマンゴスチンも豊富に出回ります。

ドリアンはその独特の香りが売りですが、慣れない人にはちょっと戸惑う香りです。そのドリアンに最近異変が起きています。増え続ける中国人観光客のあいだで、ドリアンが大ブームになっています。数年前まではマンゴがそうでした。わが町ニマンヘミンのソイ9にあるマンゴ専門店「マンゴタンゴ」は中国人で沸き返っていました。あまり大きくない店ですが、早朝開店前から中国人が長い列をなして開店を待っている姿が見かけられました。

噂では、中国ので女性雑誌に紹介されたのがきっかけで、千客万来が常態となっていました。早朝散歩に出かけると「マンゴタンゴ」から出たマンゴ皮と種が詰まったゴミ袋が何個も山積みになっていました。果汁や、皮、や種が道いっぱいこぼれだしていることがありました。チェンマイのゴミ出しはルールがあるわけではありませんので、乱暴な繁盛店があると、付近の住民が困り果てるという状況でした。が、あまりのゴミの量に近所の住民が辟易したのでしょう、話し合った結果、最近では黒ポリにきちんといれ、各戸が用意した大型バケツに入れて、ゴミ出しするルールに改められ、町が少しだけきれいになりました。我が家のソイでも過去はそうでした。

でも、最近「マンゴタンゴ」のゴミが少し少なくなった感じがしていたら、中国人のブームは今やドリアンに移っていることを知りました。火付け役は我が家の近くの公園「Think Park」の屋台のようです。ドリアンを始め季節の果物を集大成して提供する「ドリアン・ブフェ」なるものをはじめました。町のあちこちに立て看板をだし、集客に努めた結果、大ブームが到来しました。フルーツガールも出現しました。
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「チェンマイに行ったらドリアンを食すべし」というわけで、連日多くの中国人観光客で賑わっています。しかし、この突然のドリアンブーム、困った問題も出ています。独特の匂いが悩みのタネ、ホテルではこの時期「ドリアンの持ち込み禁止」の張り紙が出されます。こっそりと持ち込もうとしても、独特の強烈な匂いのため、すぐ見つかってしまいます。ホテル側も短期間では消えないドリアンの匂いに辟易、それだけ監視の目が厳しくなります。
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ホテルに持ち帰れないとなると、その場で食べてしまうより仕方がないので、屋台の周りはドリアンの皮が散乱します。ドリアンは皮も強烈な匂いを発しますので、ゴミの収集が大変です。大ブームは結構な話ですが、ドリアンは食べたあともかなりの匂いを周りに撒き散らします。路行く中国人観光客から独特な芳香が香り立つのは、食べない僕にはちょっと苦痛になります。

突然のキングオブフルーツ、ドリアンブームは、痛し痒しの面をはらんでいます。僕はまったりとした味わいの「マンゴスチン」のほうが数百倍好きです。


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# by newsaki | 2017-07-30 15:27 | 2017